社員インタビュー

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先輩のように「最速の選択」ができ、
チーム力を高めるエンジニアへ。
林 昌哉 Masaya Hayashi

エンジニア/2019年入社

仕事の難しさ

難しいのは開発チームが少人数のため、個人の組込み開発に関する理解度や設計実装能力が問われることです。人数が少ない分、大きな機能を一人で担当することもあり、ときには大きな壁にもぶつかりました。例えば大きな1つの機能をつける際に他社と協力しなければいけなかったのですが、同じファームウェア担当の先輩に親身に相談に乗ってもらい、進捗を気にかけていただきました。その末に何とか実装できたことで開発に対する自信を得て、壁の乗り越え方が理解できました。メンバーの方と気軽に相談できる雰囲気が、問題解決につながっています。

仕事のやりがい

Wenaは普通の腕時計と思いきや、手首を返すとバックルに液晶画面が実装されているというもの。Wena 3はより大画面で見やすくなり、スマホと連動してメールをチェックできるほか、天気や登録されているスケジュールの確認も可能。Suicaと連動して交通機関やコンビニなどでの支払いができ、Amazonと連動したアレクサ機能もついています。歩数計やスマートロック機能もあり、世の中に便利と自由、快適を提供する製品に関われているのは誇りです。街で使っている人を見たときにはとても嬉しく、SNS等での評価も日々のモチベーションになっています。

大切にしていること

Wena 3には他社との協力が必要なものが多くあるため、開発に必要な質問状をメールで送り、その後回答を待っていると実装が滞ってしまうこともありました。こういった状況を先輩に相談すると「すぐに電話をかけて、回答期限を決めてお願いすればいい」と教えられました。他にもパーツメーカーに聞けば一発でわかることを、自分で試せば判明するかもと考え無駄に時間をかけてしまうこともありました。その点、先輩のスピード感はすごく、迅速に周囲に働きかける姿勢には感銘しました。そこから「最速の選択」を心掛けるようになりました。

仕事を通して変わったこと

いかに効率的にコーディングできるのか、こうやったら早くできるというコツを習得できつつあると感じます。また、黙々とパソコンに向かうだけでなく、社内外のさまざまな人と積極的に話すことも重要だと感じるようになりました。その点、同じ部署にも技術力の高い先輩が多くいますし、ソニー本社や協力会社にも優れたエンジニアが多く在籍しているので、皆さんと会話を交わすことが、開発のヒントになることも多いです。もともと人と対話するのが好きでしたが、入社してさらに対話の大切さを感じ、コミュニケーションを重視するように変わりました。

目指すエンジニア像

担当した業務に対し、責任や誇りをもてるエンジニアが目標です。具体的には、自信をもって機能の実装方法を説明できるとか、より最適な手法を選択した設計ができる人材です。それには経験と意欲が不可欠。貪欲に過去の実績や新しい知識を吸収しながら、日々の開発の中で視野を広げ、技術を応用していく他ありません。新しいものづくり意欲をもって、果敢に挑戦していきたいです。今後もwena製品に関わり続けたいですし、ソニーの遊び心や創造性を発揮できる存在になっていけたら幸いです。今後は先輩を良きモデルに、チーム全体で開発しやすい環境づくりに貢献できる人間にもなりたいと思います。

仕事内容

スマートウォッチ『wena 3』の開発を担当。この中で動くプログラム「ファームウェア」担当としてソニー本社メンバーや先輩と一緒に開発しています。入社後、2020年11月にwena 3が発売されるまでは製品に必要な機能やパーツの制御を加味し、完成度の高いものへブラッシュアップ。発売後はバグの修正やアップデートに向け日々検証開発に努めています。

ある一日のスケジュール

9:30
出社orリモートワーク開始 メールチェック、スケジュール確認
10:00
コーディング、webチケット管理
12:00
昼食、食後の昼寝
13:00
コーディング、先輩へのレビュー依頼、コードレビュー(実装具合を評価)
15:00
ファームウェアメンバーと定例ミーティング
16:00
引き続きコーディング作業
19:00
退社orリモートワーク終了

休日の過ごし方

友人と通話しながらゲームをしたり、イラストを描いたりしてリラックス。最近はフィットネスゲームで体を動かしたり、クロスバイクを買って河川沿いのサイクリングを楽しんだり。在宅では料理する機会が増え、食材選びも趣味になりつつあります。