社員インタビュー
03エンジニア/2020年入社
企画や設計の方々と一緒に議論や検討を進めることが多いのですが、お互いの意図や制約の認識をすり合わせるのが難しいと感じます。例えば企画側が「こうつくりたい」といっても、規格のうえで無理な場合があったりします。どちらの立場や役割も理解したうえで仕様を考え、自分の意見やその理由をしっかり意思表示して議論を進める必要があるのです。その中で、ユーザーテストを行ってUI/UXを確かめるなど、いろいろな手法を用いて両者の落としどころを見つけるのが使命。自分一人で製品・サービスはできません。それぞれの立場の方とチームでつくるので、共有資料や共有方法を工夫しなければいけないと思います。
やりがいは二つあります。一つは自分が良いと思うデザイン・体験・文言などが認められたときが嬉しいです。自分が検討している仕様がそのまま実機に搭載されるのは時間がかかりますし、搭載不可となってしまうことも。それでも仕様が決まって、完成した機能が実機の上で動いているのを見たときには、どの業務も「やってて良かった!」と思います。
もう一つは、ひらめいたときです。いろいろな手法を使って自分の中でも検討を進めますが、煮詰まってあまりいい案が出てこないときもしばしば。それでも「パッ」とひらめくことがあるのですが、その瞬間は自分の試行錯誤の集大成のように感じて、いろいろ手を尽くしてきて良かったと思います。
アウトプットとコミュニケーションが大切だと感じます。私の知識や技術は、まだまだ足りない部分が多いです。他チームも含めて、30代超の先輩エンジニアはすごい人たちがいっぱい。自分からアウトプットすれば、先輩の皆さんがいろいろな知識や技術を教えてくれます。それだけに「ここがわからない。いい方法はありませんか?」という疑問はすぐぶつけるように。在宅勤務の場合、直接お会いしていない先輩や同僚と作業をすることも多いです。ただオンラインでもコミュニケーションを密にすれば業務は円滑に進みますし、自分を発信し、人の話を傾聴する姿勢はいいこと尽くしだと感じます。
今までは「このデザインにしたら使いやすい?かっこいい?」だったり、「制約があるからこの機能とこの機能は入れられる?」だったり、「デザイン」「設計」どちらか一方しか考えられなかったことが多かったです。今の業務はその中間で、どちらも気にする必要があります。ユーザーにとって使いやすいUI、ユーザーが期待するUX、設計制約、企画の方々の意図、いろいろな要素が揃ってこそやっと一つの製品・サービスができます。アイデア一つとっても「なんとなく」ではなく、それぞれの観点で考えて多角的に検討を進めて意見できるようになったこと、そこが変われた、成長できた部分かなと思います。
入社後からしばらく設計業務やコーディングなどに携わっていないですが、実務になると学生時代に学んだ知識や技術だけでは不十分だと思います。UI/UXエンジニアとしての知識・スキルがしっかり身についたら、今の仕様検討からより具体的なコーディングを含めた設計業務の方に携わっていけたらと思います。UI/UXエンジニアと設計エンジニアの中間地点で、どちらもできるような“二刀流”が目指すところです。
ソニーのテレビ・ブラビアのプロジェクトで、仕様チームに所属。企画と設計の間をつなぐUI/UXエンジニアとして、テレビの仕様検討や仕様書作成業務、文言の管理などを行っています。仕様チームの中では、ユーザーにとっての使いやすさや感動体験につながるソフトウエアやアプリケーションを担当しています。
海が好きなので海辺や公園を散歩したり、カフェで休憩したり。化粧品が好きなので、新作のチェックにデパートへ行ったりもします。月に何回かは友人とオンライン・オフライン問わず飲み会でリフレッシュ!