


我々の部署は、ソニー製品に関する主に組み込みソフトウエアの開発を担当。具体的にはウォークマン、Reader、サイバーショット、ハンディカム、Sony Tablet、半導体などさまざまな機能を実現するソフトウエアを開発しています。現在、ソフトウエアごとにおよそ30近くのプロジェクトが展開。ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ(以下、SDNA)では、エンジニアはそれぞれ自分が専門とする技術領域のチームに属し、テーマに応じて各チームから必要なスキルを持った人材が集められ、プロジェクトに臨むというマトリックス型の開発体制を敷いています。チーム内で知識やノウハウを共有しながら技術を磨き、それをさまざまなプロジェクトの現場で発揮していく。定期的に技術を理解している上司との面談の場が設けられ、そこで個人の希望を吸い上げて、各自が目指すキャリアを支援。SDNAはエンジニアが本当に成長できる環境を追求しており、モノ造りを究めたい方にはまさに絶好の場だと思います。

近年、コンスーマー製品のソフトウエア開発は大きく変化しています。これまでは製品の組み込みソフトウエアは、比較的クローズな世界でしたが、今ではAndroidの例を出すまでもなく、オープン化の流れのなかにあります。海外ベンダーとの協業といったことも当たり前になってきています。
そんな時代に求められるのは、単なるスペシャリストだけではなく、プラスアルファの素養がある人材。自分のスキルセットをより強化しつつ、横の連携を大切にできる人材。そして、なにより製品への愛着を持ちそれを世界中へ届けたいと思える人材です。
我々の部署には、言われたものをそのまま作っていればいいというメンバーはいません。開発しているのはソフトウエアですが、製品となってお客様に届いた際、どう使われるのか、あるいはどう使って欲しいのかまで考えて開発しているのです。
SDNAのソフトウエア開発は、ソニーのハードウエアと密接に絡み、製品に付加価値をつけていくことが重要なミッション。いまやあらゆる製品がソフトウエアなくしては成り立たない時代。今後も単にソフトウエアを組み上げるのではなく、モノを通じたソリューションを創造し続けます。
開発事例
Sony Tablet

大型の液晶画面(9.4型)ながらも、重心を片側に寄せたデザインにより片手でも持ちやすい「Sシリーズ」と、2つの液晶画面(5.5型)を搭載する折りたたみ型で、携帯性に優れた「Pシリーズ」。
SDNAは、両シリーズとも、システムレイヤーからソニーオリジナルのアプリケーションソフトウエア開発部分を担当。具体的には、開発環境の構築から、ハードウェアと Androidのマッチングを図るインテグレーション、ソニーオリジナルの音楽プレーヤー「ミュージックプレーヤー」や赤外線リモコンアプリなどの開発、そして信頼性向上に必要不可欠な動作検証と、幅広い領域を担っています。国内モデルのみならず、全世界のモデルを支えています。
Reader

いつでもどこでも電子書籍を購入し楽しむことができる、3G/Wi-Fi通信に対応した電子書籍リーダー“Reader”。読書専用機ならではの見やすさと、圧倒的なスタミナを実現しています。
SDNAは、主にアプリケーションソフトウエア部分を担当。海外モデルも含めて、本体のアプリケーション仕様検討・策定、開発、検証全般をリードし、時には社外のフォーマットライセンサーや出版社との交渉も行なっています。本体に付属するPCアプリケーション ”eBook Transfer for Reader” の開発も担っています。
ウォークマン

Android搭載で音楽や映像だけでなく、アプリケーションも高音質で楽しめるZシリーズや、“ウォークマン”史上最高音質を実現しタッチパネルで直感操作ができるAシリーズ、ワイヤレスで高音質な音楽が楽しめるSシリーズ、シンプル&コンパクトのEシリーズなど、幅広いラインナップが魅力です。
SDNAは、ウォークマンのソフトウエア開発を幅広く担っています。
Zシリーズでは、主にビデオやオーディオを再生するメディアプレイヤーの開発に参画し、快適な操作環境の実現に貢献しました。A、S、Eシリーズでは、ソフトウエア開発の全領域について業務を担当。SDNAは、要求開発・仕様検討・ソフトウェア基本設計・アプリケーション開発・検証・量産立ち上げと、幅広い業務に参画しています。ソニーオリジナルの様々な高音質技術を組み合わせたAシリーズの音質作りに携わる等、魅力的な商品の実現に大きく貢献しています。
デジタルイメージング機器

デジタル一眼レフカメラのα<アルファ>では、内部構造を刷新。SDNAでは製品内部でシステム全体のバランスをとる部分の開発を担当しました。ユーザーの特性を踏まえたUIのノウハウを持つAMC事業部の強み。そしてサイバーショット、ハンディカムといったデジタルイメージング機器の組み込みソフトなどを開発してきたSDNAの強み。それぞれの強みを結集して、開発が行われました。難関のひとつはデータの処理でした。高画素のCMOSセンサーから取り込まれるデータ量は膨大なので、データの処理速度や制御をいかに効率化するかという課題に取り組み、高速連写にも耐えうるシステムを実現。データの高速セーブには、これまでSDNAが開発に関わってきた製品のノウハウが活かされるなど、完成度の高い製品づくりに貢献しました。