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誤訳リスクを減らすヒケツ教えます

弊社では通常、UI(ユーザーインターフェイス)文言のローカライズを、日本語→英語→多言語の流れで行っています。
英語化ではネイティブにチェックを依頼し、多言語化では翻訳者に翻訳の依頼をしているため、その過程で誤訳が起こらないよう対応を入れています。
今回はそれぞれのプロセスの誤訳対策をご紹介します。

・英語化ネイティブチェック時に提供する情報
 ・UI 画面イメージとそのフロー
  ローカライズ対象文言が表示される画面の絵やそのフローが分かる資料があると、ネイティブは非常にチェックしやすいので、できる限り提供するようにしています。

 ・各文言の仕様説明
  ネイティブチェック時に必須の情報です。特に「画面イメージとそのフロー」を提供できない場合は、絵がなくても画面の構成要素や流れが把握できるような説明が必要です。
「画面イメージとそのフロー」が提供できない場合の仕様説明項目例を書きます。
  ・仕様説明項目例:
   ・文言が使用される UI コントロールの種類(例:ボタン、メニュー項目、チェックボックス)
   ・選択可能な場合は、選択後の動作
   ・選択肢の場合は選択タイトルと他の選択肢など、近辺の UI コントロールとその文言
   ・書式指定子(例:%s、%d)に入る文言
   ・独自機能など仕様が想像しづらい文言については機能説明

 ・メッセージ文言の仕様説明
  表示条件、メッセージのタイトル、ボタンと各ボタンが選択された後の動作

・多言語化時に提供する情報
 ・「画面イメージとそのフロー」と「各文言の仕様説明」は英語化と同様です。

 ・不訳文言、指定訳語情報
  固有名詞など英語のままで残す文言(不訳文言)や UI 文言などそのまま引用しなければならない文言(指定訳語)の情報を提供します。

 ・用語集
  用語の定義や専門用語の訳語など用語集がある場合は提供します。

 ・その他、必要に応じて補足説明を入れます。
  補足説明例:
  ・複数の意味を持つ英単語が使用されていて、間違って翻訳されそうな場合はどの意味で使用されているか書きます。例えば、英語でリモコンのことを “remote control” と言いますが、「遠隔操作」の意味で翻訳されないよう、テレビなどを操作するリモコンであることを伝えます。

ネイティブチェック担当者や翻訳者に仕様をしっかり伝えると、誤訳リスクを減らすだけでなく、翻訳元の文言にとらわれずよりふさわしい文言を提案されることもあり、それに合わせて翻訳元の文言も変えることもあります。

2015-07-08 09:00  業務一般知識

休暇にまつわる英語表現

ハッピーマンデーが始まって以来、週末の三連休が増えましたが、三連休以上の長い週末休暇を英語で何と言うかご存知ですか?
答えは“long weekend”です。
“I’ll have a long weekend this weekend.”のように使うことができます。
(または、“I’ll have a three-day weekend this weekend.”という言い方もあります。)

“A day off”は単純に働かない日を意味するので、休暇、週末、祝日すべてに使用できます。
アメリカで“holiday”は、クリスマスや Thanksgiving(感謝祭)、New Year’s Day など文化によって指定された日です。クリスマスのように重要な祝日には多くの人が仕事を休みますが、例えばColumbus Day(コロンブス記念日)のように多くの人が働く holiday もあります。
また英国で“holiday”は、レジャー旅行に出かけることを示唆するような、アメリカ人の“vacation”に近い使われ方をします。
アメリカで“vacation”は、文脈によって意味が変わる場合があり、“on vacation“は休暇中であること(例:I tried to call the doctor, but he was on vacation.)とレジャーで旅行に行くこと(例:I’ve been to Washington, D.C., three times: once on business and twice on vacation.)のいずれかを意味します。

海外とのやりとりでは相手側が日本の祝日を把握していない可能性もあるため、特に至急の場合は、不規則な一斉休暇について事前に伝えることをおすすめします。
以下に休暇にまつわる英語表現をいくつかご紹介します。

1日休暇をとる場合の例文:
I’ll take a day off on February 18.
または
I’ll take February 18 off.
(和訳:2 月 18 日はお休みします。)

病気で会社を休む場合の例文:
I’ll be out sick today.
(和訳:今日は病気で休みます。)

祝日に仕事をせず家や職場から離れる場合の例文:
I’ll be out of town for the Thanksgiving holiday.
(和訳:感謝祭の休暇で留守にします。)

会社の営業日に休暇を取ることを同僚や上司に伝える場合の例文:
I’ll take vacation from February 18 to 20.
(和訳:2 月 18 日から 20 日まで休暇を取ります。)

単に休暇を取ることを伝える場合の例文:
I’ll be on vacation from February 18 to 20.
(和訳:2 月 18 日から 20 日は休暇です。)

休暇にまつわる表現ばかり書いていると、次の休暇が待ち遠しくなりますね!

2015-02-18 09:00  業務一般知識

海外への日時の伝え方

国外へ納期など日にちを連絡する場合は、希望日までに受け取ることができるよう時差を考慮し、期日を正しく表現する必要があります。
例えば日本とアメリカ本土では日本の方が半日以上進んでいるので、在米担当者へは日本の一日前の期日を指定することにより、日本時間の期日に受け取ることができます。
さらに時間単位で指定する場合は、アメリカ国内にも時差(タイムゾーン)があり、ほとんどの州でサマータイムを採用しているので、相手が属するタイムゾーンとサマータイム期間中か否かを考慮に入れる必要があります。(ちなみに「サマータイム」はアメリカでは "Daylight Saving Time" と呼ばれ、欧州では "Summer Time" と呼ばれます。)
相手が迷わないよう、期日連絡時にはどの国(地域)またはどのタイムゾーンの標準時を基準にしているか明記します。
標準時の省略形、例えば "EST"(Eastern Standard Time, 東海岸標準時)、"PST"(Pacific Standard Time, 太平洋標準時)、"JST"(Japan Standard Time, 日本標準時)などを使用し、"by 7 P.M. EST, Wednesday, November 6, 2013" というように表記します。

"next Friday" というような表現は曖昧なのでお薦めしません。
理由は、「次に来る金曜日」(例えば現在が 12/11(水)の場合 12/13(金))を指す時は "this Friday" を使用するためです。
また、"next Friday" と言うと大部分の人が来週の金曜日(12/20)と解釈する一方、12/13(金)と思う人もいる可能性があります。12/11(水)に 12/20(金)を確実に指したい場合は、"a week from this Friday" と表現します。
いずれにしても具体的な日にちを明記することが一番望ましいですね。
2013-12-18 14:32:55 業務一般知識
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