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「私はペンも鉛筆も持っていません。」の「も」は“and”か“or”か?

英訳をしていると、文脈にふさわしい単語や前置詞は何かなど色々と悩みますが、「私はペンも鉛筆も持っていません。」というような場合の「も」は、“and”と“or”のどちらを使えばよいのか迷ったことはありませんか?
ペンか鉛筆のどちらかを持っているか、という質問に対して、両方持っていない場合は“Sorry, I don't have a pen or a pencil.”のように“or”を使用します。
このように、否定の後に“or”を入れると「両方とも持っていない」(全否定)という意味になります。

ちなみに、ペンと鉛筆両方持っているか、の返事としてどちらか一つしか持っていない場合は、“Sorry, I don't have a pen and a pencil.”のように“and”を使用します。
こちらは、「両方は持っていない」(部分否定)の意味になります。
でも、このような場面では、実際には“I have a pen, but not a pencil.”というような回答の方がよく使われるかもしれませんね。


2014-10-22 09:00  英語文法

いつも難しいとは限らない? - 部分否定

This value does not always indicate an issue with commands.

上記は、アプリケーション内で使われている英語メッセージの一部です。
「この値は、必ずしもコマンドの問題を示しているとは限りません。」という意味になります。

「いつも」という頻度を表す副詞“always”の前に否定の“not”を置いて打ち消すと、“always”以下の「いつも~である」ことを否定し、「“いつも~である”ということはない」、つまり、「いつも/必ずしも~というわけではない」という部分否定の意味となります。

“not always”を含む部分否定の文を訳す際の間違えやすいポイントとして、「いつも/常に~ない」というように、全否定として訳してしまうことがあげられます。

そうしないために、以下のような簡単な文例で“not always”は部分否定と覚えてしまうのも一つの手かもしれません。

<会話例>
- Do you always go to school by bus? (いつもバスで通学しているの?)

- Not always. (いつもというわけではないよ。)
[バスではなく、他の方法で通学している日もある。]

上記の会話例の“Not always.”は“I don't always go to school by bus.”の一部であると言えますが、“always”を以下のように“not”より前に置いてみると、意味はどうなるでしょうか?

I always don't go to school by bus.

この文は「私はいつもバスで通学しない。」という全否定になります。 ただ、「いつも~しない」という意であれば上記の表現よりも“I never go to school by bus.”とするほうが一般的のようです。
あるネイティブスピーカーは、その理由について“always”は基本的に「いつも(~である)」という肯定的な表現で使われるものなので「いつも/決して(~ない)」という否定的な表現では“never”を使うほうがしっくりくるからと話していました。

2014-10-01 09:00  英語文法

間違いやすい英単語 - 技術文書でも良く使われる名詞“following”

次の英語の例文に日本人が使い方を間違いやすいと言われている単語が含まれています。

<例文1>
The following is an example:
(以下に例をあげます。)

<例文2>
Creating projects can take a while because the following are required:
(以下を実行しているため、プロジェクトの生成に時間がかかります。)

上記2つの英文内で使われている“following”は名詞であり、「次に言及されるものや人」の意で使われています。

例文1では“the following”を受ける動詞が“is”となっていることから、以下にくる例が一つであることがわかります。一方、例文2では“are”となっていることから、以下にくる事柄が複数であることがわかります。

実際、例文2のコロンの後には、実行することとして“Retrieving the package information”(パッケージ情報の取得)や“Building a Test tool”(Test ツールのビルド)といったいくつかの要素が続くのですが、ここで注意したいのは、複数の要素を指す“the following”が“the followings”と複数形にはなっていないということです。
文法上、“the following”が意味する「以下にくること」が、一つのまとまりとしてとらえられる集まりではなく、複数の要素が構成する集まりとしてとらえられているために、“the following”を受ける動詞が“are”となっているのです。

ちなみに“following”は「次の」「以下の」などを意味する形容詞として名詞と一緒に使われる場合もあります。

<形容詞“following”の例文>
The following characters cannot be used:
(以下の文字は使用できません。)

ちょっとややこしいので、英作文時に間違いやすい単語ではありますが、頻出英単語として、正しく使えるように使用法を覚えておきたいものです。
2014-05-07 09:00  英語文法

"other" と "another" の違い

突然ですが、以下の四つの文の違いが分かりますか?

1. One is an apple and the other is an orange.
2. One is an apple and the others are oranges.
3. One is an apple and another is an orange.
4. One is an apple and others are oranges.

"the other" や "the others" と言ったら「残りすべて」を指すので、
「1」 は、「一つはりんご、残りのもう一つはオレンジ」という意味で、全部で二個ということが分かります。
「2」 は、「一つはりんご、残りはオレンジ(複数)」という意味で、二種類であることが分かります。
「3」 は、「一つはりんご、もう一つはオレンジ」という意味ですが、“another” は言及している物以外の存在を示すのみなので、りんごとオレンジ以外にどんな物が何個あるかは分かりません。 "another" は、"an"+"other" として考えると分かりやすいかもしれません。
「4」 は、ネイティブによると非常に曖昧で、あまり一般的な構文ではないそうです。"Others are oranges" は、少なくとも残りのいくつかはオレンジであることしか言っておらず、"others" にそれ以外何が含まれるかは分かりません。

図にすると下記のようになります。

ソフトウェアのUI で "another" は、例えば下記のようにユーザー名を設定したら同じ名前がすでに使われていた場合に使用されます。
"That user name is already taken. Try another."
これは、設定したユーザー名以外の不特定の名前を設定するよう依頼するため、"another" が使用されています。
2014-01-09 15:49:59 英語文法
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