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単純置換えで大丈夫?

既存の日英文言から1単語だけ変更があったので、多言語もそこだけ訳語を変更して下さいという依頼が来ることがあります。
たとえば短い文言では、「フォントの設定」、「色の設定」、「システムの設定」など「~の設定」はよく使われる文言になります。英語では、“Font settings”、“Color settings”、“System settings”となり、日本語も英語も「~」の箇所のみが違いますよね。
では、多言語ではどうなるでしょうか?

たとえば、オランダ語の場合、ハイフンの有無として違いが出てくることがあります。
Font settings:Lettertype-instellingen
Color settings:Kleurinstellingen

スペイン語の場合は、以下のように前置詞も変更になる場合があります。
Font settings:Configuración de fuentes
System settings:Configuración del sistema

このように、変更があった単語のみ、訳語を単純に変えればよいということではないんですね。
また、短い文言では変更があった単語のみの訳語変更で済んでも、文中で使われているとそれ以外の変更も必要な場合があります。
以下はフランス語の例ですが、英語で “SD card” と “system storage” の違いが、フランス語では前後の冠詞や動詞の語形にも違いが出てきます。
<英語>
The SD card is damaged.
The system storage is damaged.
<フランス語>
La carte SD est endommagée.
Le stockage système est endommagé.

スペイン語やフランス語、またイタリア語などでは、男性形、女性形があるため上記のような違いが出てくることがありますが、言語によっては、それ以外でも様々なルールがあります。
アプリケーションの名前などは、どの言語でも英語のまま使われることもあります。文中でその箇所のみが違う英語の文言に変更になった場合は、私たちでも単純に置換えることはできますし、やっていいのではと思ってしまいがちですが、それも危険なのです。この場合も、ネイティブへの確認が必要となります。

2014-10-15 09:00  多言語翻訳知識
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