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IJET-25 参加レポート(2)「21世紀に求められる翻訳者の資質とは?」

前回に引き続き、IJETで参加したセッションについて書きます。 第二日目の、「21世紀に求められる翻訳者の資質とは?―さまざまな現場から語る―」では、豊田憲子さん(フェロー・アカデミー講師)、井口耕二さん(実務翻訳者)、高橋裕子さん(津田塾大学学芸学部英文学科教授)が翻訳者に必要な資質について議論されました。その中で、翻訳者に求められる大きな資質の一つとして「日本語力が高いこと」が挙げられていました。では日本語力を高めていくためにはどうしたらよいのでしょうか?セッションでは以下のような意見が交わされていました。

・コミュニケーション力は書く力。書く力は考える力、生きる力。書きながら思考は進む。母語を鍛える。
・書く力を身に付けるには、優れた読み手、アイディアを持って行き改善点などを一緒に考える場所、対話が必要。
・何かを成し遂げるためにどうやって乗り越えるか、その突破力など、様々な人に書く力と結び付けて話してもらう。
・他人の身になって考える力が必要。書き手が誰に何を伝えようとしているかを考えることが大切。
・書く力は翻訳者に限らず必要。大人になってから身に付かないものではない。日本の学校教育では、話は最後まで黙って聞け、作文は思ったことを書けと習う。相手に伝わっているかは教わっていない。どちらも大切で、意識的なトレーニングで身に付ける。
・ディスカッションでまずは声を出す。最初から優秀な意見を出さなくても良い。思っていることと口に出すことのギャップに気づく。繰り返すことで上達していく。相手の意見を聞く大切さを同時に学ぶ。相手が何を望んでいるか先を読むことが大切。

翻訳に限らず、相手を説得するため、納得してもらうためなど、私たちは普段様々な形で「書くこと」をしています。相手に伝わるよう、また相手の立場に立って書くことの大切さを改めて実感した内容でした。

2014-07-16 09:00  その他
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