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ハイフンを使って文の構造をわかりやすく

次の例文に含まれる、「24 ビット」や「16 ビット」の英訳に注目してください。

<日本語>
現在編集を行っているプロジェクトのサンプリングビット数は 24 ビットに設定されているため、16 ビット録音のみが行えるマイク端子、ライン入力端子を使用しての録音は行えません。

<英語>
Cannot start recording because the bit depth of the current project is set to 24 bits, but the MIC and LINE IN inputs support only 16-bit recording.

「24 ビット」「16 ビット」ともに 2 以上の数に言及していますが、表記はそれぞれ“24 bits”と“16-bit”と異なっています。

“24 bits”の“bits”は“bit”の複数形であり、“16-bit”の“bit”は数と単位をハイフンでつないだ複合形容詞の一部です。複合形容詞の一部として使われている単位“bit”は複数形にはなりません。

複合形容詞といえば、“He has a sixty-year-old mother.”のような例文で習った方も多いのではないかと思います。“She is sixty years old.”という文の“years”が名詞の複数形であるのに対し、“sixty-year-old”の“year”は複合形容詞の一部なので“years”と複数形にはなりません。
複合形容詞として“sixty-year-old”と“16-bit”はそれぞれ後に続く“mother”、“recording”を修飾しています。

ちなみに「ビット」を形容詞的に使った表現として、“a 64 bit machine”というようにハイフンを用いない文言も見かけます。広く一般的に使われる複合語の中には、ハイフンでつながなくても意味的に誤解を生じないとみなされるものがあり、“bit”に関してもハイフンでつながずに形容詞として使うことが許容されているようです。

この例からもわかるように、ハイフンに関する絶対的な不変のルールがあるわけではありません。英訳時には、参照すべきスタイルガイドなどにハイフンについての規定があれば、それに合わせ、特に規定がない場合には、少なくとも文書内での表記方法を統一することが大切となります。

2014-07-02 09:00  英訳知識
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