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音楽「ジャケット」について

日本語で「音楽 CD ケースの中に入っている絵や写真がついた紙」と言えば、「ジャケット」ですよね?
ジャケットが気に入って購入する「ジャケ買い」なんて言葉もあります。
以前にメディアプレーヤーアプリの英語化を担当していた時、ジャケット写真の英訳は“album artwork“、“cover art“、“album art“、“cover”など一つでないことが分かりました。
また、英語の”jacket”は、日本語の「ジャケット」より狭義のようで、レコードを入れる厚紙ケースを指すようです。
英語辞書の Longman では、”jacket”は以下のように定義されています。:
American English a stiff paper cover that protects a record [= sleeve British English]
ブリティッシュ英語では、”sleeve”と言うのですね・・・。
今回この記事を書くにあたって改めていくつかのメディアプレーヤーアプリを確認したところ、Android Walkman は日本語版でジャケットの写真を「カバーアート」と呼び、iTunes は「アルバムアートワーク」と呼んでいました。
日本語の「ジャケット」の意味も少し変わってきているのでしょうか?

2014-04-30 09:00  英訳知識

ポルトガル語の新正書法とは?

ポルトガル語は主にポルトガルとブラジルで使われている言語ですが、それぞれで使用されているポルトガル語は、全く同じではありません。

ポルトガル語の新正書法とは2008年にポルトガル議会で可決された法案で、ブラジルでも大統領令として公布され、現在移行をおこなっています。
新正書法では、ポルトガル・ポルトガル語の綴りが、ブラジル・ポルトガル語に合わせた綴りに変更されている単語があります。
また、ブラジル・ポルトガル語にも一部の綴りに変更があります。
新正書法により、ポルトガル・ポルトガル語とブラジル・ポルトガル語の表記は、まだ相違もありますが、ブラジル・ポルトガル語の表記寄りに統一されてきています。

私たちが扱っているポルトガル語の翻訳も新正書法での対応が進んでいますが、クライアントの要望などにより、以前の書法(旧正書法)で対応している場合もありますので、ポルトガル語の翻訳依頼を行う際は、新正書法か、旧正書法かを指定する必要があります。
2014-04-23 09:00  ローカライズ業界知識

「注意」の表記にご注意!

日本語で注釈を表す「※」(米印)は英語では何を使用すればよいでしょうか?
“*”(アスタリスク)が使用されているのを見かけることがよくありますが、私たちが「※」または「ご注意」を英語化する際は、基本的に“*”ではなく、“Note:” としています。
アスタリスクは見た目は似ていますが、脚注として使用されるので米印の代わりにはならないそうです。

<参考文例>
日本語:
※ 写真のスライドショーには適用されません。
英語:
Note: This setting does not apply to slide shows.

日本語:
ご注意:削除する曲数が多い場合は、時間がかかる可能性があります。
英語:
Note: This process may take a long time if a large number of songs were selected.

国や地域によってその記号が何を表すか異なる場合がありますので、それぞれの国や地域に適した表記にすることが大切です。
2014-04-16 09:00  英訳知識

BCC で送る際のひとことを英語では…

BCC(Blind Carbon Copy)機能を使って送られてくるメールには「このメールは BCC で送信しています。」といった文面が含まれていることがあります。

BCC を使って一斉配信する場合、ビジネスマナーとして、To で送らずに BCC で送ることに対する上記のようなことわりを入れておくと親切であるといったアドバイスも見かけます。

ところが先日、製品案内の英文メールをアメリカ在住のネイティブチェッカーに見てもらったところ、「このメールは BCC で送信しています。」にあたる英文、“The email was addressed using the blind carbon-copy (BCC) field.”について、「私はこれまでにそういう注意書きがされているメールを受け取ったことがない。メールの一斉配信を経験した人たちであれば BCC がどのようなものかもわかっているだろうから、そのような説明文はなくてもよいのではないか?」とのコメントをもらいました。

こんな短い一文にも日米間での慣習の違いがあるようでおもしろいと思い、ある日本在住のアメリカ人にも、この件について聞いてみたところ、やはり先のネイティブチェッカーと同じような反応でした。

ここで興味深く思われたのは、話を聞いたアメリカ人の二人とも、この日本語の一文に含まれる婉曲的な意図をくむことなく、BCC 機能については言わずともわかることゆえ、あえて受信者に伝える必要はないと感じていたことです。

日本語で書かれるビジネス文書では、マナーや慣習に従って、時には婉曲的な表現を用いているものもありますが、それらを外国語に翻訳する際には、そのマナーや慣習が日本特有のものでないか、伝えるべき内容となっているかを考えながら対応することが大切なのだと、改めて実感した一件でした。

2014-04-09 09:00  英語文化

「0.1」は英語で単数?複数?

前回は色々な言語で「0」は単数扱いか、複数扱いかというお話でしたが、今回は少しマニアックな 1 未満の正数の扱いのお話です。
例えば 0.1 は英語で単数として扱われるか、複数として扱われるか、どちらだと思いますか?
正解は・・・それぞれ正しいという見解があるようです。
「正確なルールはなく、単数扱い、複数扱い両方されている」
「1 以外の数字は複数扱いにするのが無難」
という見解がある一方、Microsoft のスタイルガイドラインには、
「単位が省略形でない場合、1またはそれ未満の数量には単数を使用する。例外として 0 は複数形。」
とあります。
Android の“Writing Style”には、1 未満の数量の扱いに関する記述はありませんが、文言の中に“0.5 seconds”や“0.5 hours”がありました。
Apple スタイルガイドにも 1 未満の数量の扱いに関する記述を見つけることができませんでしたが、スタイルガイドの中に“decibel (0.10 bels)”という記述を見つけました。
最後にアメリカ人テクニカルライターのコメントを紹介します。
「多くのスタイルガイドが何と決めようと、ネイティブスピーカーの一般的な用法では -1 から 1 の間の値の後に複数形の単位を使います。しかし、なぜだか分かりませんが単数扱いと定義しているスタイルガイドラインもあります。」
ちなみにこのトピックについて“This is always sticky (やっかいな) question.”と言っていました。

2014-04-02 09:00  英訳知識
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