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「0」(ゼロ)は単数?それとも複数?

英語には単数形、複数形が存在しますが、「0」 の場合、単数扱いになるか複数扱いになるかご存知でしょうか?
英語では、通常複数扱いになります。

<参考例>
日本語:0 個
英語:0 items

多言語になると、「0」 の扱いは、言語によって異なります。
英語と同様、複数扱いになる言語は、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ドイツ語、ポーランド語などがあげられます。
また単数扱いになる言語には、フランス語、トルコ語などがあります。
「0」 以外でも、数字によって扱いが異なる言語もあります。
たとえば、ロシア語では、基本的に一の位が 「1」 の場合、「2,3,4」 の場合、「5 以上」 の場合で、あとに続く単語の語形が変化します。(ただし 11~14 は、一の位が 「5 以上」 の場合と同じなど例外があります。)

私たちが対応しているアプリのデータファイルでは、任意の数字が入るよう数字の部分に変数を使うことがあります。
変数を含んでいる場合、日本語ではあまり意識することはありませんが、ローカライズではあとに続く単語が各言語の扱いに合っているか配慮することが必要です。

2014-03-26 09:00  多言語翻訳知識

その略語日本だけ!? “BGM”

“BGM”は何の略語でしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、日本では“background music”の意味でよく使用されていますね。
ユーザーインターフェイス(UI)文言の日本語に“BGM”が含まれていた場合は英語では“background music”を使用しています。一般的に“BGM”は英語では使用されず、ネイティブにとっては何のことを言っているか分からないそうです。

<参考文例>
日本語:
メニュー画面の BGM を設定します。

英語:
Select Background Music for the disc menu.

ただ、文言が表示される領域の制限や自然な表現のため、文言によって英語では以下のように単に“music”とする場合もあります。
<参考文例>
日本語:
スライドショーBGM

英語:
Slideshow Music

これですと文字幅も気にならず、“background”が含まれていなくても十分意味が通じますね。

2014-03-19 09:00  英訳知識

数ある「数」の表記

英語の文書において 10 以上の数をどのように表記するかは様々な説があるようですが、1 桁の数については、慣例として“one”や“two”のようにスペルアウトするということが、多くのスタイルガイドなどで言われています。 私たちがアプリケーションのユーザーインターフェイス(UI)上で使用する文言を英訳するときにも基本的にはそれにならっています。

<英訳時に 1 桁の数をスペルアウトしている例>
日本語:
5秒でタイムアウトします。

英語:
The device will wait up to five seconds.
1 桁の数であっても、常にスペルアウトするのではなく、数字で表記するケースもあります。
それらの例もいくつかご紹介しておきましょう。

<単位記号と一緒に使われる場合>
日本語:
8 MB 未満のファイルを選択してください。

英語:
Select a file smaller than 8 MB.

<1 センテンス内で 2 桁の数と一緒に使われる場合>
日本語:
解除コードは 6 ~ 20 文字にしてください。

英語:
The unlock code must be 6 to 20 characters.
(“The unlock code must be six to 20 characters.”というように数の表記を混在させない。)

ちなみに、Android の Writing Style では、1 桁の数でもスペルアウトでの表記を避け、数字で表記するようにと書かれています。 数字表記としたほうが、文言の長さが短く済むので、UI の表示領域内に文言がおさまりやすいといったメリットが考慮されているのかもしれません。

2014-03-12 09:00  英語用法

“internal”と“built-in”

Windows OS では「内部スピーカー」を“internal speaker”と呼んでいますが、私たちが担当したポータブルオーディオプレーヤーの「内蔵スピーカー」は“built-in speaker”と表現しました。
仕様としてはプレーヤーの背面にあるスピーカーから音が出ますが、内蔵された本体から直接音がでる場合に“internal”を使用するのは違和感があるという意見が、アメリカのマーケティング担当者から出たためです。代案として“built-in speaker”を提案したところ、その方がしっくりくるとのことでした。
念のため他の英語ネイティブに確認したところ、
「内蔵された機器から音が出るスピーカーに“internal speaker”を使用することができないとは思わないが、“built-in speaker”の方が良い選択だと思う。コンピューターに内蔵され、本体外に音が出るスピーカーは長年“internal speaker”と呼ばれてきたが、“built-in speaker”の方が多分、より明確で誤解が少ないと思う。」
とのことで、やはり“built-in speaker”の方がふさわしいことが分かりました。
すでに一般的と思われる用語も、その文言が使用される場所(ユーザーインターフェイス)や仕様をネイティブに伝えることにより、よりふさわしい表現を引き出すことができると日々の業務で実感しています。
ちなみに、スピーカーがモノラルの場合は“speaker”と単数形を使用し、ステレオの場合は“speakers”と複数形を使用します。

2014-03-05 09:00  英訳知識
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