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右も左もわからないでは困る!? 右から読む言語へのローカライズ

私たちが現在ローカライズ対応をしている言語の中には、アラビア語、ヘブライ語、ペルシア語といった、右から左へと読む言語も含まれています。 “Right-to-left writing” を略して RTL 言語と呼ばれる右から読む言語へのローカライズ需要も、近年は増えてきていると感じています。

そのような状況の変化の中で、私たちは RTL 言語についての基礎的な情報を学ぶことから始めています。

アラビア語においては、文字は右から左へと読まれますが、数字は、日本語の横書きと同じように、左から右へと読まれます。 アラビア語では、インド数字(アラビア・インド数字とも呼ばれています)や、0~9 で表すアラビア数字が使われますが、どちらの表記でも左から右へ綴られるとのことです。
たとえば、「123回 再生」という文言が、アラビア語にローカライズされると“321عرضًا”となっています。
数字同様、アラビア語の文中に英語が含まれる場合も、その英語の部分は左から右へと記述されます。
このように、右から左へと、左から右へという二つの方向性を有するテキストは “Bi-directional text (Bidi text)” などと呼ばれています。

この “Bi-directional text” を、アプリケーションのユーザーインターフェース(UI)上で正しく表示させるためには、テキストを表示させるアルゴリズムの考慮が必要になることもあります。
(参考)The Unicode Consortium のサイトにおける Unicode Bidirectional Algorithm についての説明:
UNICODE BIDIRECTIONAL ALGORITHM

RTL 言語の表示が UI 上で正しく表示されない場合、私たちは翻訳者やアプリケーションの設計者に相談しながら、文言内の適切な位置に “RIGHT-TO-LEFT MARK” (\u200f)などの Unicode 制御文字を配置するなどの対策をとっています。
UI 上で使う文言には “%s” などの書式指定子が、1つの文言内に複数回使われることも多く、そのような場合は特に、ローカライズされた文言の語順が UI 上で意に反して入れ替わってしまったりすることなく、意味が通るように正しく表示されているかを確認しながら、ローカライズ版のテキストファイルを作成しています。

アプリケーションの UI がそれぞれの言語で正しく表示されるように、「右から左へ読む」というような言語の特徴のみならず、表示のアルゴリズムなども考慮しながら、私たちは多様な言語へのローカライズ業務に取り組んでいます。

2013-12-18 14:31:38  文言設計
SDNAのローカライズ
ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社では、その経験と成熟したプロセスを活用し、質の高いローカライズサービスをスピーディーに提供します。

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