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ソフトウエア業界におけるいくつかの問題点のひとつに、セキュリティが挙げられます。近年、社会でも話題にのぼることの多い個人情報の流出などは、ソフトウエアの脆弱性に起因するケースが多くなっていますが、その対策はまだまだこれからと言えます。ソフトウエア開発会社が独自にセキュリティ対策を行なう場合も珍しくありません。専門的な知識と技能を持ったベンダーに依頼することで開発コストが上がるというイメージもあるようです。
しかし、開発したソフトウエアがセキュリティ面で欠陥を残したまま販売されてしまった場合、事態の収拾にかかるコストは開発コストの比ではありません。今後はさらに、ソフトウエアのセキュリティ対策は重要視されてくるものと思われます。
ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社(以下、SDNA)はソフトウエア開発の会社ですが、我々の部署ではその特性を活かして、セキュアなソフトウエア開発やコンサルティングを行なっています。
すでに世の中には多くのセキュリティ専門ベンダーが存在していますが、我々は他社にないふたつの強みを活かして仕事を遂行します。

多くのベンダーは製品が完成した時点から検証を行なっていますが、我々は企画や設計といった上流からセキュアなソフトウエア開発を行なっています。
なぜ、そんなことができるのか? それはSDNAがソフトウエア開発を手掛けている企業だからです。スタッフにはソニー製品の開発に関わってきた技術とノウハウがあり、設計図やソースの分析が可能な優秀な人材が揃っています。ゆえに上流の時点で問題点を洗い出し、なおかつ、コスト面までを考慮した解決策を提案することができます。
お客様は「セキュリティ対策=最終段階のテスト」よりも、時間的にもコスト的にも効率的な施策を打つことが可能となります。
2010年頃から急速に伸びてきたアンドロイド。まだまだ新しい分野だけに、現在、業界全体がそのキャッチアップを急いでいる状況です。
しかし、SDNAはソニー製品のソフトウエア開発というポジションを活かし、早い段階からアンドロイド端末の中身について研究をしてきました。そのため、アンドロイド端末に関係するセキュリティ構築には大きなアドバンテージがあると自負しています。
端末からアプリケーションまで。アンドロイドに関係するあらゆる製品のセキュリティ対策は、SDNAの得意とするところなのです。
課題のひとつは営業面。まだ業界内では「セキュリティ構築にコストが発生する」という意識が低いのが現状です。これまでは開発をしながらセキュリティ構築も自社で行なっていた会社に、いかにして我々のセキュリティ構築が有効で価値があるのかを理解していただく努力が必要だと感じています。
そして、もうひとつ重要な課題が人材の育成です。当然ですが、SDNAには優秀なエンジニアはたくさんいます。しかし、ソフトウエアのエンジニアリングとセキュリティの両方に特化しているという人材は決して多くありません。そういった環境のなか、ソフトウエアのエンジニアに対して、セキュリティの教育を施し、この分野で活躍していける人材を育成していくことも我々の部署の役割だと思っています。反対に考えると、我々はそれだけこの分野にニーズがあると感じているのです。
アンドロイドのスマートフォン、タブレットの市場が広がっていますが、今後はこれら以外にもアンドロイドを搭載した製品が出てくることは想像に難くありません。それらのジャンルでも、先んじてセキュリティ対策を行なっていく予定です。
また、現状は端末からアプリケーションまでを我々のフィールドとしていますが、我々はその先にあるクラウドまでを研究中です。つまり、端末からクラウドまで、すべてのセキュリティをフォローできるようにしていくのが目標です。
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