組織力と技術力

技術領域|専門機能
ソフトウエア開発をより高品質に、より効率的に行うために。


開発プロセスの構築と改善 / Software Process Improvement
ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社(以下SDNA)で開発されるソフトウエアは、日々その技術的複雑度や難易度が増しており、開発プロジェクトも急速に大規模化しています。品質の高いソフトウエアを、よりスピーディーに、そして状況の変化に柔軟に対応して開発するには、開発とそれをマネジメントするプロセスを事前に充分考えておく必要があります。また、開発規模の拡大に伴い、オフショアや国内協力会社との開発を円滑に進めるためにも、お互いが合意したプロセスが重要となります。SDNAでは、様々なソフトウエア開発技術と豊富な開発経験を持つ専任のエンジニアによって構成されたSEPG SM*(Software Engineering Process Group)を組織化、現場のプロジェクトからプロセスに関するニーズを常に収集し、ソフトウエア工学の視点から、独自のプロジェクト推進プロセスガイドライン PAG(Project Architecture Guideline)の開発と改善に取り組んでいます。さらに、このガイドラインを開発現場に定着させる現場のプロセスと成果物の品質を保証するために、SQA(Software Quality Assurance)グループによる活動も展開しています。また、プロジェクトを成功に導くためには、プロジェクトマネジャ、リーダーによるプロジェクトマネジメントが重要と考え、PMO(Project Management Office)グループの活動も積極的に推進し、プロジェクトマネジメントの質の向上を実現しています。

*SM SEPG is a service mark of Carnegie Mellon University.
→【関連リンク】社員インタビュー 専門機能編:杉村 宗泰

ユーザーインターフェース(UI)設計 / User Interface Design

言うまでもないことですが、PCやCE機器といったコンシューマー機器は利用する人にとって扱いやすいものでなければなりません。そのためにSDNAではCustomer View Point(ユーザーの視点)を重視した開発体制をとっています。各プロジェクトにはユーザーインターフェース(UI)設計の専門チームのメンバーが参画し、要求開発から外部仕様作成までの一連の業務を担当することで、ユーザー視点の維持、ひいてはユーザビリティの保証といった役割を果たします。また、チームの活動としても、ユーザーインターフェースに関するガイドラインを設定し、操作方法の統一なども積極的に推進するなど、顧客満足に直結するユーザーインターフェース(UI)品質の維持・向上に努めています。また、今後のAV技術の発展に備えた新しいユーザーインターフェースの検討(3D UIなど)も行っています。

→【関連リンク】社員インタビュー プロジェクト編:PC系ソフトウエア開発
※グループインタビューに、UI設計担当(野村雅則)が参加

セキュアなソフトウエア開発 / Software Security Assurance

SDNAで開発されるソフトウエアは、ネットワークに繋がりお客様の大切なプライバシー情報を扱う事が多いため、セキュリティ情報を安心して扱うことのできるセキュアな設計の実現に努力しています。しかし、安易に必要以上にセキュリティを高めた設計をしてしまうと、逆にお客様にとって使いにくく、高価な製品となってしまう場合もあります。SDNAではこの両者の最適なバランスを狙った、独自のセキュリティのレビュー手法LWSSA(Light Weight Software Security Assurance)を開発しました。また、レビュー手法に加え、最新のソースコード分析ツールを駆使し、開発者全員に独自のセキュリティ教育を実施する等のさまざまな創意工夫を積み重ね、限られた開発時間とコストの中で最適なセキュア設計を実現させる努力を続けています。これらの試みは、コンスーマエレクトロニクス製品のセキュア設計においては他に類を見ない活動であり、着実に成果を上げています。

 
→【関連リンク】社員インタビュー 専門機能編:渡邉 聡

ローカライズ(多言語化) / Internationalization & Localization

ソニーが発売する多くのコンシューマー機器は世界中のお客様に使っていただくことを前提にしています。当然、そこに搭載されるソフトウエアも各国、各地域の言語に対応していることが求められます。これは単に、言語の翻訳ということだけではなく、その国や地域の文化や習慣を考慮したものである必要があります。SDNAでは、英語化はもちろんのこと、ヨーロッパやアジア仕向けのソフトウエアについても現地のパートナー企業と協力しながらローカライズ(多言語化)を進めています。


テスティング技術(検証技術) / Testing Technology

近年、ソフトウエアのテスティング技術に注目が集まっていますが、SDNAでは数年前から、大規模で複雑化するソフトウエア開発において、最高品質を実現するために、ソフトウエア工学技術に裏付けられた最適なテストを実施することが重要であると考え取り組んできました。
社内の各開発プロジェクトでは、プロジェクトの初期段階からテスト設計を担当する専任のテスト技術者チームが参画し、テスト設計から実施までのテストプロジェクトを担当することで、品質の向上に大きく貢献しています。また、大規模なテストプロジェクトを、国内外のパートナーと協力して実施することにより、柔軟なリソースマネジメントとコスト競争力を実現しています。
我々は、最高のテスト技術と柔軟なチームマネジメントを駆使して、数々のテストプロジェクトに積極果敢に取り組んでいます。

→【関連リンク】社員インタビュー 専門機能編:丸山 光明

パートナー企業とのコラボレーション/Partnership Coordinators

ソニー製品の多くがデジタル化するに伴って、ソフトウエアが性能を左右するキーとなり、大規模な開発を短期間で行う必要に迫られています。このような大規模プロジェクトを推進するには、外部のソフトウエア関連企業とのコラボレーションが不可欠です。
SDNAでは、国内はもちろんのこと、海外の企業とのコラボレーションもすでに開始し、着実な成果を挙げています。今後も海外での新しいパートナーとなる企業を開拓する一方で、既存の企業との関係を深め、お互いの特徴を把握し得意分野を活用できるよう、コミュニケーションや環境の改善 を行っていきます。

→【関連リンク】社員インタビュー 専門機能編:秦 偉